家庭教師先でのこと
算数の引き算の宿題をやっていたときに、文章題の問題を悪戦苦闘していた。
「さとしさんは貝を38コ、みよさんは35コ拾いました。どちらがどれだけ多く拾ったでしょう?」
これは出来ない。
が、
「先生はイチゴを3コ食べました、Sちゃんは5コ食べました。どっちがどれだけ多く食べたでしょう?」
は、出来る。
上のことを、引き算という理論の理解と、計算能力という技術の二つ側面で考えると、上の問題は、後者の技術が足りない様にみえる。
だが一概に、そうは言えそうにない。というのは、その子は38-35という計算自体は出来るからだ。
そして、イチゴの例題を出した後に、貝の問題も出来るようになった。

身近な事例を与えることによって、一見複雑に思ってしまった問題の本質を掴むことが出来るようになったのだろうか?

ただ気になっているのは、イチゴの問題の解法。足し算で考えて答えていたようにみえたこと。指を使える範囲限定みたいではあるけれど、足し算を基準になることがある。目に見えないものを考える引き算の方が難易度が高い。


まぁそんなことをやりつつ、部屋にあった侍母さんを読んで危うく泣きそうになった。